どうもはじめまして。東京mtgのキテオンです。
今回は、先日晴れる屋で行われた「RPTQイクサラン」でのデッキ選択についての記事となります。
 
使用デッキ:ティムールエネルギータッチ黒
 現在のメタにあるどのデッキに対して、もっともフェアに戦えるデッキでしょう。その半面、これといって得意なマッチアップもない印象です。RPTQという場において、メタ外のデッキが持ち込まれることが少ないであろうと思い、ティムールエネルギーがベストなデッキだと思いました。

 しかし直前まではジェスカイギフトの選択も視野に入っていました。

5:《島/Island》
3:《山/Mountain》
4:《霊気拠点/Aether Hub》
3:《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
4:《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
2:《さまよう噴気孔/Wandering Fumarole》
21 lands

1 :《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》
4 :《歩行バリスタ/Walking Ballista》
4 :《発明の天使/Angel of Invention》
4 :《機知の勇者/Champion of Wits》
4 :《虚ろな者/Hollow One》
3 :《光り物集めの鶴/Glint-Nest Crane》
4 :《傲慢な新生子/Insolent Neonate》
4 :《査問長官/Minister of Inquiries》
1 :《戦利品の魔道士/Trophy Mage》
29 creatures

4:《来世への門/Gate to the Afterlife》
2:《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift》
4:《安堵の再開/Cathartic Reunion》
10 other spells

3:《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
2:《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
2:《金属の叱責/Metallic Rebuke》
3:《否認/Negate》
2:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
2:《混沌の大口/Chaos Maw》
1:《保護者リンヴァーラ/Linvala,the Preserver》
15 sideboard cards

 このデッキは特に、黒単ゾンビ、ラムナプレッド、緑黒蛇には有利がとれます。
 
ラムナプレッドには序盤から《査問長官》や《光り物集めの鶴》といったタフネスの高いクリーチャーがコンボまでの時間を稼いでくれます。
 
黒単ゾンビと黒緑蛇には、こちらのコンボに対する妨害手段がメインボードになく、6/6となった《発明の天使》への解答もありません。
 
これらの理由で、上3つのデッキには有利がとれます。

しかしメタの一角であるティムールエネルギーに対しては不利です。
2ターン目の《牙長獣の仔》や、マナクリ経由で3ターン目に着地する《逆毛ハイドラ》や《放浪する森林》にそのまま押し切られてしまうこともしばしば。また、メインボードから多く採用されている《削剥》と《畜霊稲妻》により、こちらのメインプランである《王神の贈り物》や《発明の天使》が一枚で破壊されてしまいます。
サイドボード後は追加の《削剥》や《否認》が採られ、ますます厳しいマッチアップとなります。

はじめにRPTQに持ち込まれるデッキについて述べましたが、全体では、
ラムナプレッド、黒単ゾンビ、ティムールエネルギーの三勢力が多くの割合を占めているであろうと予想していました。そのため、そのうち二つに有利がとれても、一つにでも弱いデッキは持ち込むべきではないと判断しました。

そこからデッキが今の形になるのに、さして時間はかかりませんでした。

3:《森/Forest》
2:《山/Mountain》
1:《島/Island》
1:《沼/Swamp》
1:《隠れた茂み/Sheltered Thicket》
4:《植物の聖域/Botanical Sanctum》
3:《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
2:《獲物道/Game Trail》
4:《霊気拠点/Aether Hub》
21 lands

4:《導路の召使い/Servant of the Conduit》
4:《牙長獣の仔/Longtusk Cub》
4:《ならず者の精製屋/Rogue Refiner》
3:《つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso》
2:《放浪する森林/Woodland Wanderer》
2:《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》
3:《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
1:《スカラベの神/The Scarab God》
1:《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend》
24 creatures

4:《霊気との調和/Attune with Aether》
1:《マグマのしぶき/Magma Spray》
4:《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》
3:《削剥/Abrade》
1:《木端+微塵/Cut+Ribbons》
2:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
15 other spells

2:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
2:《否認/Negate》
2:《光輝の炎/Radiant Flames》
2:《金属の叱責/Metallic Rebuke》
2:《慮外な押収/Confiscation Coup》
2:《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
1:《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend》
1:《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
1:《炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller》
15 sideboard cards

まず特筆すべきは《放浪する森林》と《逆毛ハイドラ》についてでしょうか。
 《放浪する森林》はラムナプレッド、黒単ゾンビ、《王神の贈り物》デッキに強いカードです。また《逆毛ハイドラ》は、ティムールエネルギー、コントロールに強いカードです。より丸いメインボードにするために、結局どちらかを4枚という選択ができず、2枚ずつの採用となりました。これは大きな賭けでしたが、当日はうまく噛み合ってくれました。
 
《老いたる深海鬼》はどのデッキに対しても、相手の予期していない方向から攻めることができる強いカードです。今回はラムナプレッドが多いことを予想して、メインボードには1枚のみの採用となりました。
《スカラベの神》はティムールエネルギーのミラーマッチ、コントロール、《王神の贈り物》デッキに対して、一度着地を許せばそのままゲームエンドまで運べる強さを持っています。黒マナも、《道路の召使い》や《霊気拠点》、《霊気との調和》から1枚差しの《沼》を持ってこられることからも、安定して供給することができます。また、先ほど挙げた《放浪する森林》への4色目ともシナジーがあります。

サイドボードで一般的なティムールエネルギーと異なるのは2枚の《金属の叱責》でしょう。《否認》が採られているリストが多いです。しかしこのデッキで打ち消したいのは、《新緑の機械巨人》や《栄光をもたらすもの》、《奔流の機械巨人》といった、1枚でゲームをひっくり返せてしまうクリーチャーたちでした。《つむじ風の巨匠》の飛行機械トークンや《不屈の追跡者》の手掛かりトークンを利用した「即席」で、1マナで唱えられることも魅力です。

以上が今回のRPTQでのデッキ選択についてです。次の記事は各ラウンドでの所感になると思います。それでは。

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